職場環境情報士(パワーハラスメント) 検定テキスト

2020年5月19日

従業員の自殺、精神疾患など深刻な問題になりやすく、昨今注目されることも多いパワハラについての資格テキストです。試験に合格したら履歴書などに「職場環境情報士(パワーハラスメント)」とご記載ください。

この試験の受験ページはコチラ
https://poranda.com/quest/detail.cgi?no=12

パワハラとは

パワハラとはパワーハラスメントの略で、主に職場の人間関係で有利な方(上司、先輩など)が、不利な方(部下や後輩など)に対し、仕事上の適正な範囲を超えた精神的苦痛、身体的苦痛を与えること。また職場の空気を悪くするなども含まれることもあります。

パワハラにあうと

パワハラは基本的に逆らえない立場の人が被害にあっている事がほとんどである。なので自分で立ち上がって相手を倒そう、ここから逃げよう、という感情が発生しにくく、周囲に助けも求めづらいため、本人が抱え込み、発覚が遅くなる事があります。


また、日常的に精神・肉体的に暴力を受けている状態というのは、自己の判断能力を奪われ、洗脳でそこから逃げ出せない人と近い状態に陥る。通常の思考力であれば「ここから逃げなきゃ」という、当然の思考も持てなくなり、惰性でその状態を続けてしまい、それでも壊れてしまったら病んだり、自殺の可能性が上がっていきます。


周囲が気づける異変

パワハラで精神を病んでくると、本人は正常な判断ができなくなり、自分の状態を自覚できなくなることが多いです。周囲の従業員が気づけるかが課題になりますが、例えばパソコンを扱う事務作業だと


・キーボードの打鍵が今までより極端に遅い
・立ち上げただけのパソコンの画面を虚ろな目で眺めてる



など動作や作業が遅くなる、マルチタスクが(以前より)できなくなってるなど、明らかに以前より遅くなった部分が見受けられたら危険信号である可能性は高まってきます。


しかし、現実を言えばパワハラの相手が上司だった場合、相談を受けた人も言い出しづらい。社内にコンプライアンス意識がない会社の場合、相談を受けた人が立場が悪くなりかねないのも現実です。


また「悩みを聞いたら、自分も悩みに憑依されて気分が落ち込む」というのは、相談を受けた側が真面目であるほど陥りがちですので、悩みを聞いた人が自らを守る方法を用意するのも綺麗ごとではない部分であります。


パワハラの種類【暴力】

この暴力とは、パワハラで明確にわかりやすい肉体的暴力だけでなく、精神的暴力も含む。当事者間の普段の関係性にもよるため、若干グレーな部分があるのは否めないが、基本的に「上司から受けた暴力」というのは部下の立場では逆らえないためパワハラ認定を受けやすいです。


肉体的暴力はパンチ、キックなど直接的暴力はわかりやすいと思いますが、机や椅子たたく、灰皿投げる(物にあたる)などの行為もパワハラ認定される可能性がある。


精神的暴力は悪口、過度な長時間の説教、無視、他の従業員の前での説教(吊るし上げ)などが挙げられ、特に昔から慣習としてやっている場合は、吊るし上げはウッカリやってしまいそうだが、場合によってはパワハラ認定を受けます。


前述の通り、当事者間の普段の人間関係にもよるので、若干グレーで曖昧な部分はあるのが現実です。考え方の一つの目安ですが「それを親子間でやって、虐待にならないか」「子(部下側)の自己肯定を根こそぎ奪わないか」「親(上司、先輩側)のイラ立ちでその行為をしてないか」意識すると、パワハラにブレーキをかけやすいのではないでしょうか。

処理できない業務量、必要がない残業を押し付ける

明らかに個人では無理な業務量を押し付けたり、必要のない残業を命ずるのもパワハラ認定されることがあります。また、過労レベルの業務が続くほど過労自殺を招く可能性が高まります。実際に従業員が自殺したケースもあり、会社は社会的責任、制裁を求められる事件にまで発展しかねません。


「基本的に上司(先輩)に「これやっといて」と言われると部下(後輩)はNoと言いづらい」というのは常に上司(先輩)側は意識しておかないと、どんどんエスカレートしていきます。


極端に仕事をさせない

多すぎる仕事量でもパワハラ認定される、というのはわかりやすいと思いますが、「仕事をさせ過ぎない」というのもパワハラ認定されることがあります。日本で言われるのは「追い出し部屋」と言われるような方法で、例を挙げると最初は製造や営業で配置されたのに、一人しかいない部屋で1日中シュレッダー処理や掃除をさせるなど、表向きは必要な業務とされてるが、実質は辞めさせるため、制裁のため、それまでの業務と違った極端に仕事させない業務をさせることもパワハラ認定されるケースがあります。


この「仕事をさせない、退職に追い込む」ような配置転換はパワハラの側面だけでなく、日本の「正社員は解雇しづらい」という法的な問題も絡んでいるため「解雇できない⇒自主退職するように仕向ける」という面を含んでる場合もあります。


最後に

ここに記載したパワハラ例は一部で、他の行為でもパワハラ認定されるケースは何例もあります。また、同じ行為を普段の関係性、性格によっては相手(部下、後輩側)が深刻にとらえない場合もあり「人による」というグレーで曖昧な部分もあるのが現実でしょう。


発令側(上司、先輩)は「部下(後輩)は基本的には命令、お願いを立場上 断りにくい」というのを意識し、高圧的態度、無理なお願いをしてないか、などに注意し、部下と接することが肝要です。


部下や後輩が自殺したり精神疾患にまで追い込まれると、今は証拠を残しやすい時代です。その証拠を基に、上司や関係者、会社そのものがパワハラで社会的制裁を受けることになりかねません。「昔と今は時代が違う」ということを意識してください。

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