精神疾患情報士(双極性障害) 検定テキスト

2020年5月11日

精神疾患、双極性障害についての資格テキストです。
試験に合格したら履歴書などに「精神疾患情報士(双極性障害)」とご記載ください。

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https://poranda.com/quest/detail.cgi?no=9

双極性障害とは

双極性障害は元々「躁鬱病(そううつびょう)」と呼ばれていた気分障害で、端的に言えば躁状態と、鬱状態を繰り返す、二大精神疾患の一つである。

症状

大まかに言えばテンションの高い「躁状態」とテンションが下がる「鬱状態」を繰り返す障害である。金銭的に崩壊したり、自殺に繋がることもある。 テンションの波の高さは人によって違い、軽めの躁(軽躁状態)なども存在する。

双極性障害の原因

双極性障害の原因はまだ確定ではないが「遺伝」「環境(によるストレス)」はよく言われるファクターである。つまり、双極性障害患者の親も、双極性障害の可能性があるということである。

双極性Ⅰ型とⅡ型

双極性障害にはⅠ型とⅡ型という分類があり、簡単に言えばⅠ型は「躁の波も強い」、Ⅱ型は「躁が(Ⅰ型より)軽めの軽躁状態」。軽躁と書くと症状が軽いようにみられるが、その分、未受診の時は本人も躁状態に気づかず、落ち込む「鬱期」ばかりが気になり、その症状を病院で伝えると「鬱病」と診断されてしまうこともある。

双極性障害と金銭崩壊

双極性障害では金銭崩壊、簡単に言うと「金遣いが荒い」という症状が出る人がいる。これは家や車、高級時計など、所得が高い人でも生活に支障が出るレベルで散財してしまう。躁状態の時に起こることが多く、自己破産レベルまで散財してしまう人もいる。

双極性障害と性逸脱

双極性障害の症状として性逸脱が出る人もいる。簡単に言えば浮気・不倫・不特定多数との性行為などである。これが症状としてでてしまうと、配偶者に迷惑をかけるし、場合によっては不倫の慰謝料などにも発展しかねない症状である。

鬱病と間違えられる

精神疾患には多いが双極性障害も、医師に気づかれず、別の病名がつくことがある。例えば双極性障害Ⅱ型の自分の躁(軽躁)に気づかず、(双極性障害としての)鬱期に病院に行くと、「鬱病」と診断され、気持ちが上がるのみの薬を処方されると、躁期にその薬を飲んだら躁に拍車がかかり、テンションが上がりすぎてトラブルを起こす、ということにもなりかねない。

周囲に誤解されやすい

双極性障害の症状のうち「鬱状態」は鬱病の認知が上がったことで、まだ周囲に理解してもらえる可能性はある。しかし「躁状態」は一般に認知されているとは言い難く、外見からもわからないので「ただテンションが高いやつ」や「トラブルメーカー」として周囲から誤解されやすい。

双極性障害と自殺

双極性障害は鬱病と同じように、症状の一つに希死念慮(死にたいという気持ち)が出ることもある。鬱状態にも自殺してしまうこともあるが、躁期も自殺に至ることがある。これは鬱期だと「死ぬことすらしんどい」という動けない時期があるのに対し、躁期は「テンションで自殺する実行力がある」という状態で起こりやすい。また鬱期の自殺の場合は本当に動けない状態より、メンタルが少し回復して動きだしたときや、逆にメンタルが下り始めてドン底になる前、まだ行動できる波の時に実行しやすい。

治療

双極性障害の治療には薬物療法と精神療法(認知行動療法など、生育から遡って療法が選択されたりする)が主に用いられる。双極性障害は「完治」ではなく「寛解(かんかい)」という状態になる。


同じ病名でも、症状は人によって違う

双極性障害と診断されても、人により出る症状の傾向は変わる。躁が小さめで鬱が強めに出る人もいるし、その逆もいる。躁と鬱の波の大きさも人それぞれである。金銭逸脱はするが性逸脱はしない人もいるし、その逆もある。症状が違うということは、対処法も違うということ。寛解するために自分に向いたこと、出来ることは何なのか、医師や家族、支援者に相談なとして向き合っていくのが重要である。

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