精神疾患情報士(うつ病) 検定テキスト

2020年5月11日

精神疾患の中で一番知られているであろう、鬱病(うつ病)の資格テキストです。
この試験に合格したら、「精神疾患情報士(うつ病)」と履歴書などにご記載ください。

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https://poranda.com/quest/detail.cgi?no=3

うつ病とは

うつ病は実感できるものとして、非常に大まかに言えば「生活に支障が出るレベルで脳のエネルギーが不足する」病気である。脳のエネルギーが足りなくなるという事は行動や思考に影響が出るので、仕事や日常生活、家庭や人間関係に影響が出ることも多い。

うつ病の原因

うつ病の原因は「これだ」という確定したものがなく、家族との死別などの1つの出来事でなる事もあれば、発達障害で周囲と人間関係が上手くいかないなど、長い間の積み重ねで発症することもある。


悲しい事や自己が認められない事柄、将来の不安などで発症することも多いが、経営している会社が上手くいっている経営者、昇進したなどでも発症するなど、必ずしも悲しい事や不安だけが発症の引き金ではない。不安に感じる環境やストレスは共通しやすい大きな原因の一つである。

うつ病の症状

うつ病の症状は精神と体両方に現れ、症状は多岐にわたる。代表的なものとしては精神面では「抑うつ」「思考力、意欲の減少」「疲労、倦怠」「ホルモン異常」「焦り」「罪悪感」などがあり、睡眠障害や摂食障害とも関わる場合がある。また「希死念慮」など、自殺に繋がる思考に支配される事もある。


うつ病は甘えか?

うつ病は精神疾患の中では報道されることも多く、最近はれっきとした病気で、「甘え」と考え方が時代遅れになってきている。しかし、まだ甘えと言われる風潮や、友人や家族が「逆に気を遣い過ぎること」によって うつ病患者の自己肯定が低下する、という事もある。


症状が多岐にわたるため、うつ病なのか気づきにくい場合も多く、自覚は抑うつ状態、意欲や思考力の低下である事があるが、他者から見るとその自覚しやすい部分こそが「甘え」と見られがちである。


うつの症状もつらいが、周囲との関わりの中で、さらに追い込まれていくことがあるので注意が必要です。

うつ病の前兆

うつ病の前兆、と聞けば聞こえはいいが、本人がこれを自覚し、うつ病を初期で抑えるのは非常に難しい。周囲の人間が気づけることが深刻なうつ病になる前のブレーキとして重要な役割となる。下に前兆の一例を挙げる

1.趣味が楽しくなくなる
趣味をはじめ、今まで楽しかったことが楽しくなくなる。また楽しくなくなる以前に「そもそもやる気にならない(興味がわかない)」という状況にもなる。


2.仕事でミスが増える、動けなくなる
今まで出来ていた仕事内容でも思考力が低下することにより、単純なミスが増え、動きが鈍くなる。特に仕事がうつ病の要因の場合、プレッシャーからこれらの前兆が出やすくなる。たとえばあなたの職場で「指が動かず、PCのモニターをずっと眺めてる日が続いてる」人はいないだろうか?実際に うつ病かは医師の診断が必要だが、その状態は何かしらの強いストレスを感じてる状態である可能性が高い。


3.「楽しい」「嬉しい」方向に気持ちが振れない
例えば褒められても嬉しくなかったり表情に出なくなってくる。他人から見ると「褒めてるのに素直じゃない」などの誤解を受けることがある。こうしたことから人からの評価が下がったりして、孤立に向かう。これは仕事以外にも、教師や親などの目上の人間からもこういう目で見られることがある。

これらが周囲が実感しやすい前兆で、これらが続くようなら うつ病を疑って早めの病院の受診を促し、本人に前兆を気づいてもらうのが望ましい。


うつ病になりやすい性格

うつ病になりやすい性格として良く挙げられるのが、几帳面、真面目、完璧主義などが挙げられる。これらの人は うつ病を発症した際、行動できない自分を責め、無価値だと思い自殺を図るなど、さらなる深みにはまっていく可能性があるので注意が必要である。また、真面目な人が多い病気ではあるが、不真面目だったら発症しないわけでもない。


うつ病と併発

うつ病は単体でも発症するが、発達障害で人と合わないことで病み、うつ病に。親からの性虐待でPTSDから うつ症状が出るなど、他の障害や病気との併発があることも珍しくない。その場合、原因となっている出来事に向き合う事をしなければ寛解が遅くなったり再発したりする可能性が高まる。


うつ病の治療

うつ病の治療としては服薬(薬物療法)、休養、運動療法、心理療法などが主に挙げられる。また、治療目的ではないが、うつ病当事者が開催する当事者会などの存在も、同じような経験をした人たちの中で結果的に治療に向かっていく事もある。


うつ病治療の難しさ

うつ病の治療は昨今、ノウハウが蓄積され、寛解(症状が落ち着く)に向かう事も多い。しかし、医学的には寛解への道がわかっているとしても、うつ病当事者の真面目な性格が「休んではダメだ」と休んでる自分を認められず、寛解までが長くなったり、うつの症状が長引くことで症状固定になったりする。

そもそも「わかっているけど出来ない」のが うつ病の症状であり、運動がいいとわかっていても、現実的にベッドから出れない状態で、わかってる事が出来ない自分にまた焦りを感じ、うつが悪化していく事もある。また、人間不信も併発している場合、医者を信じられずに通院や服薬をやめたりする。


【最後に】うつ病は「いつの間にか」

うつ病は「今日からうつ病!」「今日から寛解!」のように明確に発病、寛解がわかるというよりも「いつの間にか うつ病になってた」「いつの間にか症状が収まってた」という方が実感として多く感じれる部分だと思います。今は暗い闇の中にいる人も、いつかそのトンネルを抜ける日が来ると信じ、脳のエネルギーが回復するまでちゃんと自分を休ませ、いたわってあげてください。自分もそうだったので焦る気持ちはメチャクチャわかりますが、焦って行動して上手くいけば万歳だけど、それで外した時、もっと自己否定するから、ちゃんと行動できるパワーが溜まってから行動しましょう。

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